「できた!」は、学びの第一歩。親子を笑顔にする「スマートスイミングレッスン」が叶える、習い事の新しい形
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「できた!」は、学びの第一歩。親子を笑顔にする「スマートスイミングレッスン」が叶える、習い事の新しい形

ソニーネットワークコミュニケーションズ公式note

子どもたちの習い事のなかでも、人気の高い「水泳」。ソニーネットワークコミュニケーションズでは、映像とAIを活用したスイミングスクール向けシステム「スマートスイミングレッスン」を提供しています。

「スマートスイミングレッスン」では、より効果的なコーチングを可能にすることだけでなく、親子で「できた!」を共有することも重視。“グッとくる映像”にもこだわるなど、親子を笑顔にするソリューションを目指しています。開発のきっかけやサービスに込めた思いについて、3人の担当者に話を聞きました。

親子で「できた!」を共有できるサービスを。泣きながら泳ぐ子を見て決意

――まずは、スマートスイミングレッスンについて教えてください。

成田:「スマートスイミングレッスン」は、ソニーネットワークコミュニケーションズが開発した、スイミングスクール向けのスポーツICTソリューションです。壁面に取り付けたカメラや水中カメラが生徒の泳ぎを撮影、生徒は泳いだ直後に自分のフォームをチェックできるため、自分のできている点・できていない点に気付く事ができ、またその”気付き”を次の泳ぎに活かす事が可能になります。

会員さま向けの専用ページでは、レッスン前に送られる「レッスンのテーマ」や「お手本動画」を事前に予習できることに加え、レッスン中や進級テストの動画を後から親子で確認することもできます。

リリースから1年が経ち、スイミング業界における画期的なDX事例としてもご期待いただいています。目指しているのは、子どもたちの「アクティブラーニングの機会」をサポートすること。子どもたちの「できた!」という達成感と水泳を楽しむ気持ちを育みながら、安心してスクールに通わせたい保護者の気持ちにも寄り添うサービスとなっています。

中村:スイミングは長年お子さんの習い事の人気ナンバーワン。ところが、じつは随分前からレッスンの仕方は変わっていないんです。昨今、学校教育の現場では「GIGAスクール構想」でICT化が進められています。スイミングスクールでも、同様のことができないかと思ったのが開発のきっかけでした。

また、保護者側は「レッスンの様子を見られないこと」に不安を抱く方も少なくありません。たとえ子どもに付き添ってスクールへ行っても、保護者が見学できる場所からプールまではかなり距離があり、見えづらいことも多いんです。さらにコロナ禍になり、見学スペースが閉鎖されるようになってしまって。この状況に対し、「スマートスイミングレッスンがひとつのソリューションになれば」と思いました。

中村 美奈子さん(法人サービス事業部スポーツエンタテインメント部SE事業推進課・課長/人事や秘書、経営管理等を歴任したのち、2012年の組織化を機に現職。趣味は、テニス、ヨガなど体を動かすこと)

開発期間中は連日スクールに通い、実際のレッスンを何度も見学させていただきました。

いつものようにレッスンを見ていたある日、「25メートルを泳ぎきる」という進級テストで、10メートル地点で立ってしまい不合格になっている子がいました。その子は、その後も泣きながら泳いでいたんです。それが次の進級テストで見かけたときに、20メートル地点まで泳げるようになっていて。「こんなに泳げるようになってすごい!」と思ったんですけど、進級テストの結果としては「不合格」になってしまいました。プロセスを見ていない親には、子どもの努力や成長が見えにくいことに気づきました。

子どもが頑張っている姿を保護者にも見てもらいたい、たとえテストには合格できなくても「あと一息だね」「よくやったね」という声かけにつなげたい。そんな思いから、親子で「できた!」という思いを共有できるサービスにしたいと決意しました。

「まるでオリンピック選手のよう」 こだわり抜いたのは、子どもも保護者も“グッとくる”映像

――「スマートスイミングレッスン」では、どのようなところにこだわりましたか?

宮本:ひとつはAIによる進級テスト動画の自動編集です。複数台のカメラで撮影した映像から泳いでいる人を検出する独自のAIアルゴリズムを活用しています。いかに“グッとくる映像”にするかはこだわり抜いた部分で、スタート地点は壁面カメラのズームで、その後は水中カメラに切り替わるなど、オリンピックで流れるようなダイナミックな映像にするために何万枚という膨大なデータをAIに学習させました。

成田:撮影は全てソニー製の4Kカメラで行っており、基本的な構成だと壁面に8台、水中に3台の計11台のカメラを使用します。しかし、ただ設置すればいいかというとそうではなく、プールという高温多湿で特殊な環境下で安定して稼働するような専用のハウジング(※)は不可欠。そこにも独自技術が詰まっています。
※非防水対応のカメラを保護するために、カメラ全体を覆う防水ケースを指します。

成田 治樹さん(法人サービス事業部スポーツエンタテインメント部SE事業推進課/スマートフォンや車載オーディオのセールス・マーケティングを担当したのち、社内募集に応募して2021年から現職。学生時代はスポーツマーケティングを専攻。趣味は、スカッシュ、HIP-HOP、格闘技観戦など)

中村:その施設で一番いい映像が撮れるよう、現地調査した上でカメラを設置しています。映像を撮るだけなら、スマホや定点カメラでもできたと思うのですが、それだとコーチの編集が必要になり多人数レッスンで運用するには不向きなことに加え、エンドユーザーである生徒さん自身や保護者の方へ感動を届けられないと感じ、何度も見返したくなる映像にこだわりました。

――デザイン面のこだわりも教えてください。

中村:「スマートスイミングレッスン」は、生徒や保護者向けだけではなく、コーチがレッスン中に評価や進み具合をチェックするシステムまで含めたトータルソリューションです。コーチが使いづらいサービスになっていては意味がないため、現場の意見もたくさん取り入れ、「濡れた指でも操作できる」「直感的に操作しやすい」など、コーチが使いやすいと感じる設計を目指しました。

水泳は事故が起こりやすいスポーツでもあるので、監督者のコーチがこれまで通り安全に配慮しつつ指導でき、なおかつデータも安全に取り扱えるよう意識しました。加えて、これはソニーグループ全体のカルチャーかもしれませんが、デザインも最高のものにしたいという思いがありました。コーチが使用するアプリケーションでは、視認性が高く、操作性も良く、できるだけ目線を手元に落とさずに使えるようにといろいろな要望を盛り込みました。

最初に試してもらったときに、コーチ陣から「レッスン中でも使いやすい!」と声が上がったのは嬉しかったですね。

――保護者や生徒に向けたマイページも、とても使いやすそうですね。

宮本:動画を時系列で並べ、上達していく過程がわかりやすいようにしました。また、進級テストをクリアするとワッペンがもらえるというゲーム的な要素も取り入れています。ワッペンをタップすると、テストに合格したときの動画が見られるんですよ。

進級テスト結果ページ。テスト内容ごとにワッペンのデザインが異なるのも、ゲーム的に集めたくなる理由の一つ

中村: 実証実験を実施する中で、とある親子に進級テストの動画を見ていただいたところ、保護者が子どもに「ほら、ここができてないじゃない」と話している声が聞こえたんです。泳いでいる様子がしっかり見える分、できていないところが目につきやすくなったんだとわかりました。

私たちが目指したのは、親子を笑顔にするソリューション。できなかったところを指摘するためのツールにはしたくなかったんです。「これだと子どもが嫌がるツールになってしまう」と危機感を覚えました。

水泳を好きになってもらうには褒めることも大事。だからこそ「『できた!』がわかる」というキーワードで、達成感や成長の過程を積み上げていけるようなサービスを目指しました。例えば、コーチが進級テストの結果を入力する際に、生徒のよかったポイントを伝えられるよう、「褒めポイント」を選択できるような仕様を入れています。

エンジニアが前面に立つものづくり 他スポーツへの展開も視野に

――リリースから1年が経ちましたが、反響はいかがですか?

成田:「スマートスイミングレッスンを導入している施設はどこにありますか?」といった問い合わせも増えています。このサービスが競合スクールとの差別化に一役買っていると実感しています。

中村:社内でもすごく好評なんですよね。「よく作ったね」「自分の子どもに使わせたい」などの声をかけていただきます。今までいくつか製品・サービスを作ってきた中で、こんなにポジティブな反応ばかりが返ってくることはなかったので(笑)、達成感があります。

宮本:設計メンバーが一丸となって、いいものを届けたいと妥協せずにやってきたからでしょうね。開発の進め方としても、現地に行ってエンドユーザーを含むお客さまと直接話すなど、生の声が聞けたことは大きかったと思います。

宮本 嘉行さん(法人サービス事業部スポーツエンタテインメント部SE設計課/PC用Blu-rayの開発や、モバイル端末に搭載されたNFCを使った新しい音楽体験の開発などを担当したのち、隣の部署でやっていたスポーツ事業が楽しそうだったことがきっかけで現職に。趣味は、あてのない散歩)

――開発者がユーザーの声を聞きながらものづくりをするといった開発スタイルは、ソニーグループとしても珍しい取り組みでしょうか?

宮本:そう思います。エンジニアが前面に立って声を聞きながらいいものを作っていくというのは、私もこの部署で初めて体験しました。

――サービスとしては今後、どのような展開を考えていますか?

成田:現在、スポーツクラブのルネサンス様で約80施設に導入いただいています。今後はコナミスポースクラブ様でも提供が始まるので、2023年春頃までに全国で計180施設ほどに導入される見込みです。より身近で体験できるものになっていきますよ。

コナミスポーツクラブ様での様子。レッスン中でもストレスなく使っていただける

中村:スマートレッスンとしては、これまでテニス、ゴルフを提供していますが、今後も種目にとらわれず、スポーツスクールのICTソリューションを進化させていきたいと思います。機能ももっと充実させて、私たち自身もスクールや生徒さんとともに進化していきたいですね。

成田:まずは多くのスクールで導入していただき、標準的なサービスにしていくこと。それによって、水泳が得意なお子さんが少しでも増えていけばいいですよね。

――最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

宮本:とにかく、まずは体験してみていただきたいです。また、僕たちが働くのは、ソニーグループの中でもなかなかない経験ができる部署。もしここで働くことに興味がある方がいたら、ぜひ一緒に仕事しましょう!

中村:スポーツの現場で使っていただけるサービスを作りたいというコンセプトは、部署が発足した当初からぶらさずにやってきました。ソニーが作るというとテクノロジーのすごさに目が行きがちですが、それもありつつトータルソリューションとしての「サービス」を大事にしていきたいです。スポーツが上達するだけではなく、人の成長そのものに貢献していくようなものになれたら、なくてはならないサービスになっていけると思っています。

成田:たまたま社内にルネサンス様のスイミングスクールにお子さんを通わせている方がいて、サービスの感想を聞く機会があったのですが、我が子が25メートルを泳いでいる姿を見るだけでグッとくると(笑)。それだけで価値があると言ってもらえて嬉しかったです。これからスイミングに通わせたいなと思っている保護者の方に選んでもらえるサービスを目指したいですね。

▼スマートスイミングレッスンについてはこちら
https://ict.sonynetwork.co.jp/sports/swimming/member.html


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