できなかった体験を叶え、新しいドアを開けていくNURO 5G【UNLOCK NEW EXPERIENCE】
いまや生活に欠かせないものとなったインターネットは、これまで私たちにたくさんの体験を与えてくれました。だからこそ、多くの場所で「速さと安定性を兼ね備えた回線」が求められています。
しかし、状況によっては「光回線の配線工事ができない」「有線だとできることが制限される」ことも。そのような場面を少しでもなくすため、「NURO 5G」は生まれました。「NURO 5G」が提供する2つのサービスについて、それぞれの担当者に話を聞きました。
高速ワイヤレス通信×エンタメ=未知のライブ映像体験
――現在、「NURO 5G」には2つのサービスがあります。法人向けサービスプラットフォーム「MOREVE(モアビ)」はどのようなサービスですか?
神保:スタジアムやアリーナ、大きなイベント会場に基地局を設置し、安定かつ高速なワイヤレス通信とエンタテインメント向けサービスを提供するプラットフォームです。
あるテレビ局では、音楽番組の収録検証に活用いただきました。番組収録の際、通常はカメラとスイッチャー(映像の切り替え機材)を有線でつなぐのですが、そこをローカル5Gでワイヤレス化し、加えてソニーのリモートプロダクションユニット「CBK-RPU7」を組み合わせることで、高画質な映像の低遅延伝送が叶いました。放送された番組は、ステージ上を縦横無尽に動き回るカメラワークやミュージシャンの至近距離からの撮影など、ワイヤレスを生かした迫力ある映像に仕上がっていました。
また、ある音楽フェスでは、遠隔からのカメラ操作に活用いただき、カメラマンが立てないステージ中央からの映像を生配信で流せるようになりました。クリエイターが今までつくれなかった映像をつくれるようになり、非常にワクワクしました。
他にもスポーツを観戦するスタジアムや大規模イベント会場など、さまざまな現場での実践を進めています。
工事不要・ホームルーターを置くだけで自宅のネットをデータ利用制限なしの高速回線に
――一般のお客さま向けの「NURO Wireless 5G」は、どのようなサービスでしょうか?
加藤:個人のお客さま向けに「工事不要」「ホームルーターを設置するだけで利用開始」「データ利用制限なし」を実現させたサービスです。
自宅のインターネット回線を選ぶとき、多くの方が「求める速さ」と「料金」のバランスから選ぶのでは。昨今はテレワークやオンラインゲームなどの需要の高まりから、光回線を探される方もますます増えています。
一方で、
という声も少なくありません。
「NURO Wireless 5G」は、それらのお悩みを解消するために生まれたサービスです。マンションごとに専用の基地局を設置することで、安定した高速通信を実現しています。
岩田:下り最大4.1Gbps(※1)、月額4,950円(※2)でデータ利用量の制限なく利用できることに加え、コンセントに挿してすぐに使える点や、特に賃貸物件の場合では大家さんを通して工事調整する必要がない点も評価いただいています。現在は首都圏を中心にサービスエリアを拡大しており、そのほかの地域も順次サービスエリアにできるよう進めています。
加藤:お客さまからは「タイムラグなくゲームができるようになった」「テレワーク中、インターネットの不安定さに困っていたが、今では安心してオンライン会議ができるようになった」などのお声を頂戴しています。
サービス誕生の背景にあった「困っている人の存在」
――それぞれのサービスが生まれた背景を教えてください。
神保:「MOREVE」は、他の通信の影響を受けない、安定した独自のワイヤレス通信環境をエンタテインメントの現場に届けたいと思ったのがきっかけでした。
「MOREVE」チームには、じつは放送、イベント、アニメ、eスポーツなどエンタテインメント業界からの転職者が多く、現場の困りごとは、いずれも自分たちが経験してきたことでした。例えば、次のような状況がありました。
それらを解決できると考え、実証実験やサービス提供の準備を進めてきました。ローカル5G回線およびキャッシュレス決済サービスは、既に提供を開始しています。「MOREVE」を使うことで、これまでより簡単に、今までできなかったことができるようになりました。
使用されたお客さまからは、「有線よりも簡単に使える」「ほかのワイヤレス通信に比べて安定した」という声を頂戴しています。
加藤:「NURO Wireless 5G」開発のきっかけは、エンタテインメントコンテンツを含む様々な利用シーンのデータ容量が増えてきたことがきっかけです。
VDSL方式のマンションやそもそも光回線の配線ができない建物などにお住まいの方は、いわば「高速回線難民」になってしまっているんですね。やむなく高速回線以外のサービスを契約している、けれどその通信のスペックではやりたいことを存分に楽しめない、といった方に向けて快適な通信環境を届けたかったのが、開発のベースでしたね。
――両サービスの基盤となっている「ローカル5G」。特定の場所や施設内での通信とは、どのように実現しているのでしょうか?
神保:「MOREVE」の場合、スタジアムやイベント会場に基地局を設置することで、混雑時も他のワイヤレス通信の影響を受けない環境を提供できます。大混雑したイベント会場でも、安定して通信可能なキャッシュレス決済端末を提供し、来場者の利便性を高めることにも活用いただいています。
加藤:「NURO Wireless 5G」は、お客さまのマンションに対して基地局を設置して、直接電波を届けています。マンションごとに個別の対応が必要なので、問題なく電波を届けられそうか、都度実際に足を運んで建物の構造や周辺環境などの確認を行なった上で、基地局を建てています。
体験をUNLOCKし、新しいドアを開けていく。NURO 5Gのこれから
――NUROでは昨年、「UNLOCK NEW YOU」というブランドスローガンを定めました。このスローガンをどのように感じますか?
加藤:小さなサービスから始まり、やがて業界で存在感を増してきたNUROをそのまま表現しているスローガンですよね。
神保:私は新しいドアを開けていくイメージを持ちました。「まだ見たことがない場所へ進んでいける」、そんなコンセプトだと感じています。
岩田:今までやりたくても諦めていたことをUNLOCKしていきたいですよね。法人の現場でできなかったことを可能にし、一般のお客さまにおいても、オンラインゲームでの対戦、動画の4K視聴など、望む体験をやりたいと思ったまま実行できる環境を提供していきたいです。
――各サービスの、今後の展望を教えてください。
神保:NUROは「NURO 光」から始まったブランドだということもあり、NUROといえば光回線のイメージが大きいと思います。NURO 5Gのサービスを拡大していくことで、NUROの新しい風となれたらいいなと思っています。
すでにあるものをよりよく変え、今までできなかったことを可能にし、まだないものをこの世に生み出し届けていく。そんなふうに、あらゆることをUNLOCKし、エンタテインメントの世界に貢献していきたいです。
加藤:NURO Wireless 5Gをご利用中のお客さまを対象としたアンケートからは、改めてエンタテインメントコンテンツ利用に対するニーズの高さを認識しました。
これから先、エンタテインメントコンテンツはさらにリッチになるでしょうし、新しいWebサービスも出てくるでしょう。そうなったとき、回線が不十分だと楽しめないですし、アクセスできる場所を求めることで自分の居場所が限られてしまうことにもなります。
NURO 5Gのメリットは、特定の場所をめがけて通信環境をつくれることです。行く先々で、シームレスに快適な通信環境にアクセスできるようにしていきたいですね。
岩田:「NURO Wireless 5G」では、ひとつのマンションのために専用の基地局を建てるので、じつはビジネスとしては非効率な側面もあるんです。しかし、私たちはお客さまのニーズに対して、きめ細やかに向き合いたいと思っています。どこにいても自分の望む体験を制御しないで済むよう、ひとりでも多くのお客さまにNUROを使っていただく、そのために地道に提供エリアを拡大していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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