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ネットワークの進化がカギを握る。eスポーツ、山や海での安全対策、ファンコミュニティのこれから

あなたが幼い頃に思い描いた未来は、今、どれだけ実現していますか?

「NURO」(ニューロ)は、より多くの人がワクワクするような未来を見据え、常にそのそばにありたいと願っています。

2024年1月、そんな「NURO」が現在取り組んでいること、叶えようとしていることについてお話しするプレスカンファレンスを開催しました。「NURO EXPERIENCE – 新たな可能性のそばにNUROがいる –」と題した同イベントの模様をお伝えします。


新たな日常の可能性を届ける存在でありたい。7つの「NURO」が目指すもの

高速光回線サービスから始まり、包括的なネットワークサービスブランドとして拡大してきた「NURO」。冒頭、社長の渡辺潤は「ソニーネットワークコミュニケーションズは、NUROをはじめとした通信事業を営みつつ、ソニーグループの中で新しい事業を立ち上げていく役割もある」と挨拶しました。

続けて「パソコンが一家に一台だった時代から、一人ひとりが複数のデバイスを使い、さまざまなモノがインターネットに繋がる時代に。ライフスタイルの変化や時代の流れとともに、NUROは快適な未来を先導する「攻めるインフラ」として進化してきました。10周年を迎え、今後もそうあり続けたい」とブランドとしての決意を表明。

「この10年でNUROは通信事業以外にも、通信を活用した多様なソリューションやサービスの開発を手掛けてきました。『制約にとらわれない』をテーマに、ブランドスローガン『UNLOCK NEW YOU あなたの世界を解き放つ』を掲げ、これからもさまざまな領域に事業を広げていきたい」と締めくくりました。

NUROが展開する7つのサブブランド。通信事業にとどまらず、あらゆる面から、時代の進化を支えるインフラでありたいと考えています。

渡辺に続いて執行役員の永井直紀が登壇。NURO 光のスローガン「UNLOCK NEW EXCITEMENT 快適な通信ネットワークで、感動する毎日を。」に触れ、この10年の軌跡を振り返りました。

個人宅に向けた世界最速(※1)の光回線サービスとして始まったローンチ当時や、ゲームユーザーのお客さまを中心に支持が広がった過去を振り返った永井。現在、150万近くのお客さまにご利用いただいていることに感謝の意を述べます。

2024年からの展望として(1)サービス面では10ギガの快適な通信ネットワークを普及させていくこと、(2)コミュニケーション面では一人ひとりに感動する毎日をお届けしていくことを宣言。

新生活をスタートする大学生や新社会人の皆さまを応援するために、NURO 光をリーズナブルな価格で提供する準備を進めていることも発表し、「これからのNURO 光に今後ともご期待ください」と締めました。

カンファレンスでは、「NURO」が展開する7つのサブブランドの中から、通信サービスに関わるサービスの紹介も行われました。

NURO事業部副事業部長の村田真之助は、「NURO 光」が現在取り組む「10ギガ提供エリアの拡大と拡充」「前年比200%となる過去最大規模のネットワーク設備増強」「システム強化」ほか、安心・安全への取り組みについて紹介しました。
MVNO事業室室長の田中直樹は、「NUROモバイル」の33カ月連続の純増と、この間に累計加入者数が約3倍になったことへの感謝を述べ、引き続きお客さまに新たな日常を届ける取り組みを続けると宣言。
「NURO 5G」を展開するソニーワイヤレスコミュニケーションズの執行役員 大津康治は、2023年11月にスタートした法人向けローカル5Gサービスプラットフォーム「MOREVE」について紹介しました。
最後にNURO事業部LPWA営業部部長新井俊介より、「NURO Biz」で展開するELTRES™(エルトレス) IoTネットワークサービスをご紹介。富士山頂から和歌山県の那智勝浦の320キロメートル間や、新幹線の高速移動においても受信できるなど、これまでのLPWAでは成し遂げられなかった通信の可能性を示唆しました。

また、この日から放映が始まるNURO 光の新CMのお披露目も行いました。

eスポーツ業界の年成長は脅威の20%。新たな可能性と、ゲーム業界の未来とは

後半は、「新たな可能性のそばにNUROがいる」をテーマに、3つのトークセッションが行われました。

一つ目のトークセッションには、株式会社REJECTの代表取締役 甲山翔也さんが登壇。NURO 事業部の安生恵太と「eスポーツの新たな可能性と、ゲーム業界の未来とは?」をテーマに話しました。

日本では約400万人、世界では1.3億人のプレイヤーが存在すると言われるeスポーツ業界の年成長率は20%。甲山さんは、業界として非常に大きな伸び代があることに触れました。

自身もかつてはeスポーツ選手だった甲山さん。「昔からNURO 光はeスポーツ選手にとって『一番の回線』という立ち位置。どんな回線を引いているか他の選手と話すとき、NURO 光の話は必ず出ます」と業界内の立ち位置を話します。

競技中に個人の回線が落ちた場合は自己責任になるという甲山さんの話に驚く一幕も。

インターネット回線を「僕たちeスポーツ選手にとっての命綱」とたとえ、「回線の品質が向上することで競技人口も増加する」と述べた甲山さん。現在、世界で活躍できるチームをつくるために、アジア圏を中心に世界のプレイヤーと日々練習に励んでいて、より安定した回線が求められていることを伝えました。

安生は、「Web3をはじめ、NUROとして貢献できる領域は広いと思う。業界をより成長させるために、新しいアプローチも含め、日本初や世界初に共に挑んでいきたい」と意気込みを語りました。

安全対策への希望に、地元の方が流した涙。未来の“安心”づくりとは

続いてのトークセッションでは、AUTHENTIC JAPAN株式会社の代表 久我一総さんが登壇。「未来の“安心”づくりとは?」をテーマに、NURO事業部の新井とトークを繰り広げました。

AUTHENTIC JAPANが手がけるCOCOHELI(ココヘリ)は、山岳遭難を対象とした会員制の捜索サービス。キーホルダー形式の発信機を貸し出すことで、万が一の遭難における救助の一助になっています。

COCOHELIでは、新サービスがリリースされたばかり。新サービスでは直接通信に加えGPSを活用。この新サービスに使用されているのがソニー独自のLPWA(低消費電力広域)無線通信規格「ELTRES」です。

「日本全国にネットワークを展開しているELTRESに大きな魅力に感じており、ずっと採用したいと思っていた」と長年のラブコールがあったことを告白しました。

これまでは登山届を出している方の遭難救助が主となっていましたが、新サービスではどの山に出かけたかがわからない状態でも「家を出てから、どのルートでどの山へ行き、現在どこにいるか」の足跡をすべて辿ることができます。ELTRESは、来シーズンは北海道ニセコ町にも受信局の建設を予定。悪天候や万が一雪に埋もれた場合でも発見できる可能性が高まると話しました。

久我さんは、ELTRESを導入したことで「山からすべてのアウトドアフィールドにサービスを広げることができた」と話します。2022年には知床で観光船の痛ましい事故がありましたが、AUTHENTIC JAPANでは、COCOHELIを搭載した子ども用のライフジャケットを、スポーツブランドHELLY HANSEN(ヘリーハンセン)と共同開発。知床の船舶に150着導入されることが決まっています。

久我さんは「ELTRESは自分たちのビジネスをUNLOCKしてくれたと思っていたが、知床へ行ったときに、地元の方からあの事故で観光客が3割に減ったと聞いた。『安全対策が完璧ではない中、お客さまを積極的に呼ぶことができなかったが、このおかげで現状を変えていける』と涙を流して感謝されたことがあったんです。胸がいっぱいになるとともに、新しい技術があらゆることをUNLOCKしていくんだと感じました」と話しました。

熱狂の共有空間。国境や物理的距離を超えて、世界中のファンを結ぶ新しいコミュニティ体験

最後のトークセッションでは、ソニーグループ株式会社から、事業開発プラットフォーム事業開発部門事業推進部統括課長の多田浩二さんが登壇。「ソニーグループが目指す、新しいファンエンゲージメントと感動体験とは?」をテーマに、NURO事業部の村田と話しました。

ソニーは2021年から、マンチェスター・シティ・フットボール・クラブと協業し、仮想空間上にファンコミュニティ形成を検討しています。コロナ禍を経て「人が集まる価値と意味」が変わる中、世界中のファンと共に応援できる新しいコミュニティの実現を目指しています。

クローズドベータテスト版のファンコミュニティサービスでは、ユーザーが見たいアングルでの観戦や、ファン同士がコミュニケーションできる仕組みを届けました。

村田は、REJECT所属のときど選手との格闘ゲーム対戦イベント「#ときどNURO 光で生対戦」(2023年10月開催)に約3万人が同時に視聴したことも紹介。これは神宮球場が埋まるほどの規模。同時進行で、どこにいても同じ熱量で視聴できることが可能になったことに想いを馳せ、「ファンの方々からの期待も大きく、ぜひ応えていきたいと強く感じている。ソニーグループには最新のテクノロジーとエンタテインメントに関するノウハウの両方が備わっているので、多様なアセットと連携し、これからも新たな感動体験やコンテンツの提供に貢献していきたい」と展望を語りました。

グループ会社の一員として多田さんは「スポーツ観戦では歴史的な瞬間やプレーが随所で生まれるもの。現時点ではリアルタイムでの自由視点映像の生成は難しいが、今後は実現させ、サッカーだけでなく他のスポーツや音楽領域にもチャレンジを広げていきたい。そのためには通信のテクノロジーが必要不可欠なので、NUROには大いに期待している」と話しました。

これを受け、村田は「これまでNURO 光をご利用いただいている方へのPlayStation®5月額オプションの提供や人気タイトルとのコラボなどを実施するたび大きな反響を頂戴してきた。これからもコンテンツを最大限に楽しむための最適な環境を提供しつつ、グループとして『エンターテインメントで感動を届けること』を目指し、さまざまな連携を行なっていきたい。『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』というソニーグループのPurpose(存在意義)にもある『感動』を皆さまに届けるべく、変わりゆく世界に先駆けて新しい体験価値を世の中に広げていきたい」と語りました。

なお、会場の展示コーナーでは、18台のブラビア®と8台のXperia™(NUROの語呂で計26台のデバイス)を用意し、動画ストリーミングサービスのコンテンツを同時配信。NURO 光 10ギガの高速通信だからこそ叶えられる映像のインスタレーションを来場者の皆さまに体験いただきました。

10ギガの回線で家族全員がそれぞれのデバイスで自分の好きなコンテンツを同時に楽しめるのはもちろん、よりリッチな体験が実現可能に。

あなたの新たな可能性のそばにいられるよう、NUROはこれからもあらゆる制約をUNLOCKしていきます。

(※1)個人宅向け商用FTTHサービス市場で世界最速となります。 (Informa Telecoms & Media 2013年4月時点調べ)。


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