渋谷サクラステージからサッカーフィールドへ瞬間移動!? 3D映像生成の先端テクノロジー“ボリュメトリック体験”イベントレポート
「スポーツ中継」と聞いて、あなたはどのような光景を思い浮かべますか?
「スマートフォンで観戦」
「自宅やスポーツバーのテレビ画面で観戦」
「スタジアムの大画面でパブリックビューイング」
そこに「自分も画面の中に入って観戦」も加われば、すごく楽しい未来が始まる気がしませんか?
2024年7月27日、渋谷で行われた「スポーツ×デジタル」をテーマにした鹿島アントラーズの体験型イベント「ANTLERS GOAL PERFORMANCE BATTLE」。ソニーネットワークコミュニケーションズは、ソニーの可搬型ボリュメトリックシステム(※1)を活用し、これまでにないデジタル映像体験イベントの開催に協力しました。まさに「自分も画面の中に入ってしまうこと」を可能にした当イベントの模様をレポートします。
自分の姿がバーチャルフィールドに!「すごい!」「近未来が来た」の声
会場は、この夏全面開業したばかりの、渋谷桜丘エリアの新名所「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」です。
体験イベントでは、ソニーの可搬型ボリュメトリックシステムにより参加者のゴールパフォーマンスを3Dでまるごとキャプチャし、瞬時にデータ化。大型ビジョンのバーチャルフィールド上に反映し、実際にそこでパフォーマンスをしているかのようなリアルな映像を再現しました。
特別ゲスト・審査員として、クラブレジェンドの名良橋晃さんの来場も。参加者一人ひとりと言葉を交わしました。
会場には鹿島アントラーズのサポーターだけでなく、新しくできた渋谷サクラステージに遊びにきた方、渋谷を観光中だった旅行客の方などが訪れ、イベントに参加。「近未来を感じた」「元日本代表の名良橋さんと喋れて興奮した」などの声も聞かれました。
夏休みということもありお子さまの来場も多く、サッカーを習っていると話す小学生の方の来場も。通りがかりに「名良橋さんだ!」と驚き、足を止める方の姿も見受けられました。
参加者の方からは
「元日本代表である名良橋さんと会えて興奮しました。『ANTLERS GOAL PERFORMANCE BATTLE』では、自分の動きがすぐに3D映像化されて驚きました。グラウンドにいてゴールを決めたような臨場感がありました」(20代・男性)
「参加してみて、どこにいてもバーチャルでサッカーができる未来がすぐにやってくるんだろうなと感じました。バーチャル空間上でみんなと集まったり、現実と連動して体を動かしたりできれば、きっとさまざまなことができるとワクワクしました」(40代・男性)
という声が聞かれました。
笑顔溢れた「ANTLERS GOAL PERFORMANCE BATTLE」。デジタルの進化がスポーツをより楽しくする
鹿島アントラーズのOBでもある名良橋晃さんは「サッカーに正解がないように、ゴールパフォーマンスに正解はありません」としつつ「皆さんが悦びに溢れたパフォーマンスをしてくれて嬉しかったです」と総括。
デジタル技術については「現役時代にはなかったもの。世の中の進化を感じました。盛り上がる仕組みなので、鹿島アントラーズのホームスタジアムでも活用できれば、スタジアムに足を運ぶきっかけにもなり、地域貢献にもつながると実感しています。
デジタルが進化することで、スポーツを見る人もより楽しめるようになっていくはず。その結果、スポーツをする人が増えていけば、OBとしても嬉しいです」と話しました。
主催の鹿島アントラーズさんとは、20年来のお付き合いがあるソニーネットワークコミュニケーションズ。クラブパートナーとして応援しつつ、同時に鹿島アントラーズFCのサイト構築や運用、サーバー提供などのインフラサポートを行ってきました。
今回使用した可搬型ボリュメトリックシステムは、ソニーのR&Dチームが開発した技術。7つのカメラを使って、ほぼリアルタイムで人物など動く 被写体の3D映像を作り、メタバース空間に表示するシステムです。将来的には主にライブ3D映像の配信などの現場での活用を目指しています。
可搬型ボリュメトリックシステムのイベント利用は、実は今回が初めて。ソニーネットワークコミュニケーションズの担当者は「まずはうまくいって一安心。来場者が途切れることなく、思っていた以上に盛り上がり、多くの方が楽しんでくれている様子が見られてよかったです」と笑顔をこぼしました。
今回のイベントでは鹿島アントラーズのユニフォームを着用した方が多かったのが印象的でした。同担当者は「ホームタウンである茨城県鹿嶋市から離れた場所に住む、都心部のファンの方が楽しめるイベントをクラブと共創できたのが何より嬉しいです。今後、どのようなシーンにこの技術を活用していけるか、今日を始まりに考えていきたいです」と結びました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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