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つながるって、楽しい! 遠く離れた子どもたちを「通信×音楽」がつなぐ「NUROオンラインプログラム」【イベントレポート】

勉強だけでは得られない体験を子どもたちへ。そんな思いで続けている活動があります。

ソニーネットワークコミュニケーションズは、高速光回線「NURO 光」とテレプレゼンスシステム「窓」(※1)を活用し、“楽しみながら非認知能力を育む”子ども向けプログラムを各地で実施してきました。

2024年12月、今回はソニーミュージックとコラボレーション。埼玉県飯能市と宮城県多賀城市をつなぎ、子どもたちと「音楽+ダンス」をつくるワークショップを実施しました。想像力と創造力がフル活用された、当日の模様をお伝えします。

(※1)「窓」は、MUSVI株式会社が展開するテレプレゼンスシステム。距離の制約を超えて、人と人、人と空間をつなぎ、“あたかも同じ空間にいるような自然なコミュニケーション”を実現します。「窓」はソニーグループから技術供与を受け、縦型大画面で空間を感じさせるノウハウやステレオエコーキャンセル技術などを組み合わせることで、遠隔にいても同じ場所にいるかのような「臨場感」と「気配」を体験することができます。(テレプレゼンスシステム「窓」の詳細は文末に)


見慣れない「窓」に興味津々!自然と会話を始める子どもたち

暖かな日差しに恵まれた12月某日、埼玉県飯能市のイベント会場には早速子どもたちが集まってきました。

イベント開始を待つ「窓」には、まだ「カーテン」がかっています。「窓」の向こうに感じる気配に「誰かがいるみたい」と子どもたちも興味津々

イベント開始時間になると、まずは「窓」開きから。

「5・4・3・2・1」と交互にカウントダウン

「窓」にかかっていたカーテンが開き、互いの顔が見えました。

「こんにちは!」と手を振り合います

今回の「NUROオンラインプログラム」ではソニーミュージックとコラボレーション。「Meets! × つなげる オンラインライブ  正解ないダンス+シン・サウンド」と銘打ち、自分たちで見つけた音(サウンド)を用いて楽曲を制作する「シン・サウンドづくり」と、自由に体を動かして自分だけのダンスを楽しむ「正解ないダンス」を組み合わせたプログラムを実施しました。

自由な発想、全面肯定!「シン・サウンドづくり」で世界にひとつの楽曲を

自己紹介を終え、最初に取り組むのは「シン・サウンドづくり」です。
「シン・サウンドづくり」とは、自由な感覚・感性でアイデアを出し合い、音(サウンド)を創造するワークのこと。録音したサウンドは、サウンドエンジニアが即興で楽曲に仕立てます。

たとえば、この画像を見た子どもたちからは

「ねるねるねる〜」という音(サウンド)が創造されました。

こちらの画像(※2)は飯能市の秋の風物詩「飯能祭り」。

にぎわう様子を見て、多賀城市の子どもたちからは
「うひょー」という音(サウンド)が。

こちらの画像(※3)は多賀城市にある1300年前に作られた国宝「多賀城碑」。

飯能市の子どもたちから出た音(サウンド)は
「どーん!」

「多賀城碑」の迫力を感じ取ってもらえた多賀城の子どもたちも嬉しそうにしていました。

(※2)飯能祭り。11台の山車が東町交差点に集結する「引き合わせ」が見どころ。毎年11月開催。
(※3)国宝・多賀城碑。1300年前に作られた石の記念碑。高さ約2メートル。

「窓」の向こうにいるお友達が見つけた音(サウンド)に耳を傾けたり
自分たちでもたくさんの音(サウンド)を創造しました

同じ画像を見ても、想像・創造される音(サウンド)は人それぞれ。
お互いの思いがけない発想に驚くような様子も見えました。

12枚の画像から得られたたくさんの音(サウンド)をもとに、サウンドエンジニアが急ピッチで楽曲に仕立てていきます。

子どもたちから音(サウンド)のバトンをしっかり受け取りました!

自由な発想で振り付けを創造。子どもたちから生まれた唯一無二の「正解ないダンス」+「シン・サウンド」

次に、子どもたちは「正解ないダンス」に挑戦します。
「正解ないダンス」とは、世界ゆるミュージック協会に参画するソニーミュージックの楽曲を使用したプログラムで、決まった振り付けが存在しないダンスナンバー。歌詞の中の「手首」や「肩」などの呼びかけや音楽に合わせて、自由に体を動かしてダンスを楽しみます。「誰でも、どんなダンスでも、踊ればそれが正解になる」がテーマです。

多賀城チーム、飯能チームそれぞれでダンスを創造するため、「窓」はいったんクローズ。各拠点で振り付けを考えます。

タップダンスユニット「ニコニコブラザーズ」が子どもたちをサポート
「肩を使ったダンス、こんな振り付けはどう?」と話し合ってダンスを完成させていきます
こちらは「座ったまま首を使うダンス」を考案中

その間に、サウンドエンジニアによる「シン・サウンド」のミックス作業も無事に完了。
「窓」のカーテンを再び開けて、ここからはオンラインライブのスタートです。

まずは、飯能チームから。
1つめのワークで作った「シン・サウンド」をのせた「正解ないダンス」の楽曲が流れると、ニコニコブラザーズ tomokiさんによるタップダンスでスタートします。

ニコニコブラザーズ tomokiさん
子どもたちも「シン・サウンド」をのせた「正解ないダンス」の曲に合わせ、自分たちらしい振り付けを披露します
「窓」の向こうでは多賀城チームがサイリウムで盛り上げます
椅子を使って大ジャンプ!
最後は全員で決めポーズ

続いて、多賀城チームのダンスを飯能チームが見守ります。

こちらもニコニコブラザーズ monetさんのタップダンスを皮切りにスタート
アクロバティックなダンスには、「すごい!」との歓声
多賀城チームの「正解ないダンス」が終わると、拍手喝采で大盛り上がり

子どもたちは「またやりたい!」。インターネットで広がる可能性を伝えた「NURO オンラインプログラム」

こうしてプログラムは無事終了。「窓」をクローズする際、子どもたちには少しさみしそうな様子が見受けられました。

名残惜しそうな子どもたち
画面に再びカーテンがかかり、「見えなくなっちゃったね」とぽろり
最後に修了証をお渡しし、イベントは無事閉幕しました

今回参加した子どもたちからは

「またやりたい」

「遠く離れていてもちゃんとつながれた」

「海外の人とオンラインプログラムをやってみたい」

「今日『窓』の向こうにいたみんなといつか会ってみたい」

というたくさんの声が。

各自治体の担当者は

「最初は緊張していた子どもたちの表情が、時間が経つにつれて和らいでいくのがとても印象的でした。飯能市は学びの改革に取り組んでおり、挑戦・創造というスローガンを掲げています。今日のイベントのように、自ら考え行動し表現することを通じて、「挑戦する心」「創造する力」を育むことで、子どもたちの将来につながっていければと思います」(飯能市)

「『窓』がつながったときの興奮や一緒に体感できた喜びを見ることができました。これからもいろんなものに挑戦し、自分に合った表現を子どもたち自ら見つけてくれたらうれしいです」(多賀城市)

と語りました。

スタッフたちも、子どもたちが想像力を自由に広げる姿や、「窓」の向こうにいるお友達のダンスに驚き、心を動かす瞬間を見ることができました。

「まだ見ぬ世界や出会ったことのない人とつながることは、想像力を広げ、相手に興味を持つことにつながっていくはず。どこまでも広がる可能性を『NURO オンラインプログラム』にのせて、これからも子どもたちに伝えていきたい」と企画チームは話します。

当日の模様と各拠点で作った「シン・サウンド」は、こちらの動画でもご覧ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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