ワクワクとほんの少しの心細さ。一歩踏み出す子どもに「大丈夫だよ」と言えるGPSを目指して
小さいころはどこへ行くにも手をつないでいた我が子も、小学生になると、一人や友達だけで行動する機会が増えてきます。その成長を喜ばしく感じる反面、親も学校も目が届かない時間が生まれるのは不安なもの。
「今どこにいるの?」
「すぐに帰ってきてほしいんだけど連絡手段がない!」
「キッズ携帯を持つにはまだ早い……」
そんな親子の気持ちに寄り添うために、「amue link(アミューリンク)」は誕生しました。
【見守りGPS「amue link」とは】
サービスの開始以来、新たな機能追加も随時行っている「amue link」。お客さまから届く声をどのようにサービスに活かしているのか、日々の取り組みやサービスにかける思いなどについて担当者に聞きました。
「今どこにいるか知っていてほしい」。気付かされた子ども側の本音とは
――2020年にサービスを開始した「amue link」。お客さまからはどのような声が届いていますか?
石井:嬉しかったのは、親御さんはもちろん、子どもたちの声も届いていること。「自分が今どこにいるかを、ママとパパがわかってくれていると安心する」という子どもからの声を知ったときは、親の心配に寄り添うサービスではありますが、親だけじゃなく子どもの安心にもつながっていたんだと知り、すごく嬉しかったですね。
林田:子どもの頃、親に「ここに遊びに行くね」と言わずに出かけるのが不安だった気持ちを思い出しました。一人で出かけるときのワクワクに付随する、ちょっぴり心細い気持ちを「amue link」が支えられているのだと思います。
西野:子どもたちの中には、学校まで徒歩30〜40分かかる子や電車通学の子もいます。
あるご家庭では学校までの通学路に長い坂があり、たまに子どもから「坂、疲れたよー」とボイスメモが届くと聞きました。頑張って坂道を歩いているとき、親に「あのね」と話を聞いてもらいたい、そんな子どもの気持ちが伝わってくるようです。すごくかわいいんですよね、と親御さんも話していて。
そんな親子のコミュニケーションの一つとしても機能しているのだと感じました。
――特に好評なのは、どのような点ですか?
西野:超小型・超軽量サイズ(※1)で、求める機能が備わっていることを挙げてもらうことが多いですね。
大きいGPSだと、一人で公園に遊びに行くときは取り付けるカバンもないので、どうやって持たせるか悩むケースがあるそうです。子どもの手のひらサイズなので、移動ポケットやチャック付きのポケット、ベルトループなどにも入るサイズ感に好評をいただいています。
「amue link」ユーザーの皆さんを招いて実施した座談会では、お手製のチャック付きリストバンドを作ってそこに入れている、という方もいました。
林田:印象的だったのは、「amue link」のサイズ感に驚いたママ友やパパ友から、「どこで買ったの?」と聞かれると伺ったことです。小ささもですが厚みがないので、子どもが持ち続けやすく、遊びの邪魔にならないんですよね。
「端末とスマホの両方から音声を送り合える」「子どもの移動手段と周辺温度がわかる」「防水防塵」など、ほしい機能を考えた上で最終的にお選びいただいていると感じます。
子どもが持ちたい・親が使いたいGPSとして。お客さまと一緒に成長し続けたい
――サービスをスタートしてからも定期的にアップデートを行ってきましたが、その内容はどのように決めているのですか?
林田:利用されている方々のお声を伺う機会を大切に、座談会やヒアリングを行っています。その中で、「こうなればもっといいよね」という話が上がることも。また、SNSや販売サイトのレビューからも忌憚のないご意見を集め、随時サービスに落とし込んでいます。
石井:例えば、熱中症や置き去り対策の一助になると好評をいただいていた「周辺温度を調べられる」機能に、【35度以上の周辺温度感知で通知が届く】機能をつけたのも、その一例です。これまではアプリを開き、自分で確認しないといけなかったので、より危険を察知しやすくしました。
これからもお客さまの声に耳を傾け、新たな機能追加を行っていきたいと思っています。
――都内の幼稚園・保育園を回って安全啓蒙活動もしていますよね。
西野:そうですね。ツールも大事ですがそれと同時に子どもたちの安全に関する意識も大事だと考えています。そのため、「amue link」公式キャラクター あみゅりんのイラストを用いた安全啓蒙グッズを制作し、都内の幼稚園・保育園に配布する活動を始めています。お留守番やお友達と遊びに行くときのお約束などが書かれたノートを配布し、子どもたちが生活の中で気を付けることを伝えていく活動にしたいと考えています。
林田:過去には、ご利用者さまにアンバサダーとなっていただき、見守りGPSや「amue link」というものがあるんだというメッセージを届ける活動も行いました。今春からは、あみゅりんと一緒にダンスを踊れる動画も配信しています。
離れていてもつながっていると思える安心を。親子に寄り添うサービスを目指して
――今後の展望について教えてください。
林田:まずは、もっと知っていただけるような活動を続けていきたいです。「GPS見守りといえば『amue link』」と思っていただけるよう、お客さまの声を聞きながらよりよいサービスにしていきたいです。
西野:GPS端末を持って登校できる学校もあればトラブル回避のために推奨されていない学校もあります。新しいサービスで過去に例がないからこそ、学校も判断がつかないところなのかなと個人的には思っています。
GPS見守りサービス自体のニーズがもっと上がり、持つのが当たり前になれば、学校も判断しやすくなるはず。その結果、子どもの安全を今まで以上に守れると私たちは信じています。そのためにも、まずは「amue link」の認知度を上げていきたいですね。
石井:社内の話にはなりますが、「ランドセル贈呈式」(※2)にて、これから小学校に通い始める子どもたちに「amue link」を手渡ししたことがありました。子どもたちの喜ぶ姿を見たとき、「子どもと親の安心に寄り添い、離れていてもつなぐ手助けをしているんだ」と気づき、感慨深かったです。そのとき感じたのは、この仕事をやっていて良かったという気持ち。これからも皆さんの心に寄り添えるサービスとして成長させ続けたいと思います。
(※1)防水・防塵対応の音声機能付きLTE GPSトラッカーで世界最小・最軽量(2020年12月10日時点、各メーカーからの公式発表に基づく。ソニーネットワークコミュニケーションズ調べ。)
(※2)社員の子どもたちの小学校入学に際し、ランドセルを無償贈呈する式典。ソニーグループで66年続く伝統行事
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