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スイミングスクール革命!? 新しい体験を模索するワークショップを同業3社と開催「スマートスイミングレッスン」

子どものころの「できた!」という気持ちは、大人になっても忘れないもの。その気持ちを親子で共有し、楽しくスイミングを続けるために、「スマートスイミングレッスン」は生まれました。

「スマートスイミングレッスン」とは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する、映像とAIを活用したスイミングスクール向けシステム。AIと動画を活用することで、泳いだ後のフォームを自分で確認し、視覚的にコーチングを受けることが可能です。

壁面や水中に取り付けたカメラが生徒の泳ぎを撮影
泳いだ直後に自分のフォームをチェック。
生徒自身が「できた!」に気付き、次の泳ぎに活かせる
会員向け専用ページでは、レッスン中や進級テストの泳ぎを確認できる。
また、「レッスンのテーマ」や「お手本動画」で予習も可能

そんな「スマートスイミングレッスン」では、サービス開始以降、お客さまの声を聞きながらサービスをアップデートしてきましたが、このたび新しい取り組みとして、本サービスを日頃活用いただいている株式会社ルネサンス、コナミスポーツ株式会社、株式会社ティップネスとともに、新たなサービスや体験を考えるワークショップを開催しました。開催に至った経緯と、当日の様子を紹介します。

「子どもたちにとって楽しい場にしたい」という思いは同じ。スイミングスクール大手3社が集う理由


法人サービス事業部スポーツエンタテインメント部 マネージャーの中村 美奈子(右)
と成田 治樹(左)

――ワークショップ開催の経緯を教えてください。

成田:スマートスイミングレッスンは「共創事業」です。私たちはあくまでシステム提供者であり、レッスンに通うお客さまへサービスを届けるのは各スイミングスクールです。私たちだけで完結するものではないので、新しいサービスや体験を加えることを考えたときに、お客さまに「本当に求められるものは何か」をさまざまな角度から議論したいと思ったのがきっかけでした。

中村:今回導入企業様のなかでルネサンス様、コナミスポーツ様、ティップネス様の同業大手3社にご参加いただきましたが、お客さまにとってよりよいサービスを提供したいという思いは同じだと感じていました。ワークショップは初の試みで不安もありましたが、皆さんの思いを同じ場で共有することで、指導現場のスタッフの方々や、スクールに通うお子さま・保護者に、より一層喜んでいただけるサービスを考える機会になるのではとの期待もありました。

――「競合他社が参加するワークショップへの呼びかけ」には、参加企業の皆さんも最初はびっくりされたのでは?

成田:そうですね(笑)。皆さん、内心びっくりされたかもしれませんが、実際にワークショップのご案内をしたところ「互いにスマートスイミングレッスンを活用し、どのようなレッスンを展開しているかなど、ワークショップ以外にも情報交換できるのが楽しみ」とうれしいお言葉とともに、開催に向けて背中を押していただきました。

「バスの運転手さんが人気」「入会時の写真が意外に少ない」リアルな意見が飛び出したワークショップ

ワークショップにはルネサンス、コナミスポーツ、ティップネス各社から1〜5名が出席。ソニー・ミュージックエンタテインメントやソニーのクリエイティブセンターなど、ソニーグループ各社からも参加者が集まり、合計20名以上で開催しました。

午前はインサイト(※1)を抽出。「お客さまにとっての感動体験は何か」をテーマに、まずは「初めてスイミングスクールへ通うお子さまとその保護者」の目線になって議論をスタートしました。

(※1)インサイト…消費者自身も気付いていない深層心理の中で、そのサービスを利用する「動機づけ」となるピンポイントの心理。

インサイト抽出では、「スクール初日」「普段の練習」「進級テスト」「退会するとき」それぞれの気持ちに寄り添います。退会についても、「他の習い事で忙しくなってしまった」「友達が辞めたから」「タイムを更新できなくてつまらない」など、その決断に至るきっかけにも思いを馳せました。

童心にかえり、「コーチはどんな人かな」「友達できるかな」「練習についていけるかな」と、
スクール初日のワクワクとドキドキを話す皆さん

我が子をスイミングスクールに通わせている方も多く、「上達したらいいな」「楽しく通ってもらえれば」など、保護者視点でのリアルな意見も登場しました。

退会はさみしいですが、さまざまな事情があるものです
インサイトを出し合い、すっかり打ち解けました

インサイトが出揃ったところで、「見逃してはいけない大事な気持ちだな」と思うものに各自シールを貼ります。

壁にはたくさんのインサイトが。じっくり見て検討します

午後は、午前に出したインサイトに対して、解決策となるプロポジション(※2)は何かを考案していきます。グループごとにまったく違う視点と回答が飛び出し、議論が白熱しました。

(※2)プロポジション…自社が提供できて、顧客が求める独自の価値。


プロポジションを出すために、再びインサイトをしっかり確認したり
重要なものに張り替えたりします

とあるチームでは、スイミングスクールからの参加者のアイデアに、ソニー・ミュージックからの参加者がゲーム要素のアイデアを加えるなど、さまざまな業種のメンバーが参加することで、より議論が活発になりました。

別のチームでは「コーチやお友達が大好き」というインサイトから、スマートスイミングレッスンを通じてコーチ紹介や入会時の記念写真が届くのも面白いのでは、というアイデアも出ていました。

「バスの運転手さんが好き」というインサイトに対して「バスの運転手さんと撮った写真をスマートスイミングレッスンに入れられたら」というユニークなアイデアも

最後はチーム発表。各チームでまったく違うプロポジションとなったのも興味深く、印象的でした。

最後は拍手で閉幕しました

今回、ご参加いただいた各社の皆さんからは、以下のような感想が寄せられました。

「同業の企業さまとここまで深い話をする機会はないので新鮮でした。みんな同じことで悩んでいて、子どもたちを笑顔にしたい気持ちは一緒なんだなと改めて感じました」

「同業同士が集まって未来の話をするのは珍しいこと。自社で今困っていることを話した際、共感しながら一緒に考えてくれ、懐の深さを感じました」

「自分にない発想を得たくて参加しました。ソニーグループの方も混じって意見を出し合うことで、スイミング業界にいては出ない、違う業界の視点や発想を得ることができました」

「子どもたちにただ運動を教えるだけではなく、スクールでの経験を通して生きる糧を持てる、そんな業界にしたいと思っています。それに向けて一歩前進した一日になったのでは」

「少子化に向かう中で、どのように戦っていくかを考え、価値を上げていきたいと感じています。今日は新たな視点やデジタルの活用方法など、いろいろな気づきがありました」

「同業の皆さまといろいろな話ができ、スイミングスクール業界のこれからが明るいものだと感じました。また同じ機会があったら参加したいです」

ソニーネットワークコミュニケーションズでは、今回出たアイデアをもとに、具体的なサービスとして実現できるかを検討しています。今後の「スマートスイミングレッスン」にご期待ください。


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