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百聞は一見にしかず!? 「目で見てできるようになった」の声。キッズ向けスポーツクラブにICTの革新を【PULSEZ】

「言葉で何度説明されてもわからなかったことが、映像を見た途端、簡単に理解できた」

きっとあなたにも、そのような経験があるのではないでしょうか。

ソニーネットワークコミュニケーションズがスポーツスクール向けに展開するICTソリューション「PULSEZ(パルセズ)」は、子どもたちが「自らの力で課題に気づく」ことを目指したサービスです。レッスン会場に設置されたカメラの映像を通じて、子どもが自らの課題に気づき練習に取り組む“アクティブラーニング”はもちろん、保護者が子どもの「できた!」の瞬間を見逃さない、そんなサービスです。

2024年12月に行われた、メディア向け説明会とコナミスポーツクラブのコーチと子どもたちによるデモンストレーションの模様をお伝えします。


自分のフォーム、どこを直したらいい? 「PULSEZ」が目指す「自分で考え行動する学び」

スポーツICTソリューション「PULSEZ」は、体操・ダンス・水泳など複数のレッスン体験をテクノロジーでつなぎ、スポーツスクールの体験価値向上をかなえるサービス。AI、映像、データを活用し、一人ひとりに合った指導や、レッスン情報の一元管理・共有を実現します。

「PULSEZ」を活用した実際のレッスンを、コナミスポーツクラブへ通う子どもたちに体感してもらいました。

まずは体操スクールから。いつも通り、逆上がりの練習です。

コーチの補助のもと、踏み台を使用して逆上がり。その模様をタブレットのカメラが撮影します

鉄棒を終えた生徒は、自分の番が終わるとタブレット前へ。映像は操作なしで再生されます。

自分の映像を確認すると……

ほんの数秒前の、自分の逆上がりのフォームを異なる角度から見ることができます。これにより、踏み込み位置や足の上がり方など、「いま、できた!」「こうすると、できそう」というポイントを自分で見て考え、次に生かすことが可能に。

「自分が逆上がりをする映像」を見るのは生徒たちにとって初めてのこと
皆でお手本の映像を見ながら、どうすればいいか意見を出し合う姿も

体操スクールでは、コーチのお手本を目の前で見る機会は多いものの、スローや静止して姿勢を確認したり何度も見返したりすることは難しいものです。

「PULSEZ」を使えば……

目の前で見たお手本を、何度も確認できます。コーチも、自分の体の動きを指さしながら「手をつくのはこのタイミング」「この瞬間に足を蹴り上げてみて」と、感覚ではなく理論的な指導が可能になるのです。

撮影用タブレットは片手で持ち上げられ、コーチが自由に置き場所を変えられるのもポイント

続いてはダンススクールでの活用。この日は、初めての振り付けを覚えるレッスンが行われました。

初見の振り付けをまずは体で覚える生徒たち
可動域の広いダンスでも、端の生徒までしっかりと映ります

通しのレッスンが終わると、水分補給を兼ねながら生徒たちと先ほどの映像を見返します。

難しい振りを巻き戻し、重点的に教える場面も

続いては、発表会に向けたダンスの練習が行われました。

踊りながら鏡を見ることが難しい振り付けも、「PULSEZ」があれば踊り終わった後に全員で確認できます

通しで踊った後は、皆で映像を確認しながら意見交換するシーンが見られました。

直感的に操作できるため、生徒も自然と使いこなしはじめました。自発的なアクションを促し、自らの力で学ぶ意欲が育まれます

教材として使用する映像は、レッスン後に生徒の保護者へアプリを通して配信されます。アプリでは、レッスン当日の振り返り以外にも、生徒のレベルに合わせた「お手本動画」の配信や、出欠や進級などの情報管理も可能。子どもの自主的な学びを促進するとともに、親子で「できた!」を共有することもかなうのです。

アプリ画面のイメージ。体操・ダンス・水泳など複数種目を受講している場合、1つのアプリ内で管理できる

「PULSEZ」には、2021年より提供してきた「スマートスイミングレッスン」のノウハウが活かされています。録画したデータは、一定期間オンタイムサーバ(施設内サーバ)に置くため、万が一トラブルが起きた際やコーチの研修などでも活用できます。

カメラで撮影した映像をスポーツクラブ内に設置したサーバーへ転送。クラウドを通じて会員管理データベースへ転送されると同時に、個人・スクール両方のアプリへも届く仕組み

※「スマートスイミングレッスン」は、2025年1月時点でコナミスポーツクラブを含む全国247施設以上に導入されています。

「うまくなっているのがわかった」子どもたちの挑戦したい気持ちを育む「PULSEZ」

実際に使ってみた、体操スクールに通う小学校低学年の生徒たちからは

「ちょっとずつうまくなっているのがわかった」

「一回目にできなかったことが、映像を見てからやると、できるようになった」

という声が。

ダンススクールに通う高学年の生徒たちは

「これまで動画に撮って見ることはあったけど、さまざまなアングルや位置のずれまで見ることはできなかった。すごく便利だし、普段から使っていくことができたら今まで以上にスムーズに練習を進められると思った」

「練習の最中だけでなく家に帰った後でも使えるのがいいなと思った」

と話してくれました。

体験したコーチ陣からは「映像もきれいで操作性もいい」とコメントが。

体操コーチを務めた元体操日本代表・小林研也さん

「子どもたちが自分の動きを目で見て、自分の頭でどうすれば良いか考えて実践できること、コーチが『次はこうしてみよう』というところがうまくリンクできれば、より上達が早まると感じます。形として残るため、あとで保護者の方と一緒になって動画を見ながら『ここが良かったね』とコミュニケーションを取れるのが『PULSEZ』の一番の良さだと感じています」

ダンスコーチを務めた依田琉音さん

「指導者として、ダンスをやる上ですごく便利だし必要性を感じています。『PULSEZ』を活用すれば、個人はもちろん、グループ全体のレベルも上がり、一層いい環境をつくりだせると思います」

今回の導入にあたり、コナミスポーツ株式会社施設事業本部品質管理部部長の北條さんは「付加価値のあるスクールとして選択してもらいたいという思いで導入を進めてきました」と話します。

コナミスポーツ株式会社施設事業本部品質管理部部長の北條さん

導入後、変化をもっとも実感したのは「子どもたちが新しいことを覚えるまでのスピードが上がっていること」と言います。「子どもたちの『挑戦したい気持ち』を育みながら、より早く上達できる体制を現場の指導者とともにつくり上げていきたいです。今後はいろいろなスポーツに展開していければ」と展望を話しました。

田村 錬志(法人サービス事業部)

「PULSEZ」という名前は、『鼓動』を意味する『PULSE(パルス)』に由来し、体を動かすことで生まれる身体の躍動とスポーツの感動による心の高鳴りを表現しています。ソニーネットワークコミュニケーションズ法人サービス事業部の田村は「導入して終わりではなく業界のニーズに合ったアップデートを続けていきたい」と思いを述べました。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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